医歯薬総合研究所の概要

 岩手医科大学医歯薬総合研究所は、最新の研究に対応する医学・歯学・薬学の講座横断的・学際的共同研究の拠点として平成23年に創設されました。

 文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業「ハイテクリサーチ・センター」が平成11年に開始され、最新鋭の超高磁場3 Tesla MRI研究施設を中核に、神経組織の変性と修復に関する先駆的な研究が行われました。平成15年度からは、文部科学省リーディングプロジェクト「オーダーメイド医療実現化プロジェクト」が、平成16年度からは、「ハイテクリサーチ・センター」二期目および「オープンリサーチ・センター」がスタートし、遺伝子と疾患や薬効との関連に関する研究、脳血管障害とその修復に関する研究、および老年疾患の疫学研究と分子標的薬/細胞療法の開発に関する橋渡し研究が行われ、多くの成果を上げることができました。

 平成21年度より文部科学省戦略的研究基盤形成支援事業「超高磁場7テスラを機軸とした生体機能・動態イメージングの学際的研究拠点プロジェクト」が、平成22年度より同事業「低侵襲医療実現のための患部ターゲティング医療開発研究プロジェクト」がスタートしました。そして、平成23年度より本学の研究機関を一元的に統合した「医歯薬総合研究所」が創設され、基礎・臨床、医学・歯学・薬学を横断的・学際的に結ぶ研究部門として益々の発展を続けています。中でも国内で2台目となる次世代型超高磁場7テスラMRI装置がいよいよ稼動を開始し、多くの先端的な研究成果が岩手から世界に向けて発信されようとしています。

※こちらもご覧ください(岩手医科大学での研究活動について掲載しております)