7T機能動態イメージングプロジェクト

挨拶

7T機能動態イメージングプロジェクト推進委員会 委員長
佐々木真理 (超高磁場MRI診断・病態研究部門 教授)

 7T機能動態イメージングプロジェクト推進委員会 (Core of Multidisciplinary Research for Medical Imaging: cMRI)は、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業である「超高磁場7 Tesla MRIを機軸とした生体機能・動態イメージングの学際的研究拠点プロジェクト」を推進するため、平成21年に組織されました。

 本プロジェクトは、国内で2台目となる最新鋭の次世代型超高磁場7 Tesla MRI装置を中心に、種々の機能・動態イメージングを駆使した脳神経・脳血管領域の先端研究を行なう国際拠点の形成をめざしています。本学の医科系総合大学としての特色を活かし、3学部、18講座・部門、約30名の研究者が研究テーマごとに有機的な学際的研究チームを組織し、精力的に研究を進めています。また、国内外の多くの研究者との共同研究が進行しているのも特徴です。若手研究者の育成にも力を入れ、Young Investigators’ Seminarなどを定期的に開催しています。

 現在、「 血管・血管壁への多角的動態画像アプローチによる微小脳血管障害の機構解明と脳卒中予防への展開研究」、「超高磁場MRIを用いた次世代非侵襲的脳循環代謝計測法の開発と脳疾患に対する高精度バイオマーカーの確立」、「高精細MRI機能イメージングと神経鎖イメージングを用いた高次脳機能の解明と神経精神疾患の病態解析」、「超高磁場MRIと各種生体イメージングによる神経損傷のセロミクス解析と機能温存・機能回復に関する研究 」のテーマの元、多数のプロジェクトが同時進行しており、先駆的研究成果が世界に向けて次々に発信されてようとしています。